2023年11月9日発表 新駅「箕面萱野」駅前に新しい賑わい施設が誕生!″みのおキューズモールSTATION棟”
北大阪急行の延伸開業に向けて、新しい発表がありました。
現在、大阪メトロ御堂筋線と直通運転を展開している「北大阪急行」。
来年春(2024年3月23日)に箕面延伸開業が予定されており、目下鉄道工事をはじめとする周辺の様々な事業が、公共工事、民間工事ともに進められています。
周辺の街の様子は刻々と完成に向けて変わっていますが、この度注目の施設の詳細があきらかになりました。
「みのおキューズモール」のこれまでの歩み
東急不動産が関西で展開するショッピングモール「キューズモール」ですが、中でもここ「みのおキューズモール」は2003年にオープン(※)し、東急不動産の関西におけるショッピングモールとしては第1号となります。
※オープン当時の名称は「箕面マーケットパークヴィソラ」。2013年に「みのおキューズモール」に名称変更された。
当ショッピングモールは、一般的に多く見られる室内型のものとは異なり、オープンモール型で緑豊かな山並みを背景にした箕面の街並みに溶け込む施設として計画されました。
施設設計者「KAJIMA DESIGN」ホームページより(引用元⇒コチラ)
「周辺環境との調和をテーマに建設された複合商業施設である。施設は6つの独立した敷地(街区)からなっており,2階レベルでそれらをつなぐペデストリアンデッキ(箕面市建設)によって,各街区間の行き来と東西の通り抜けができるように計画されている。このデッキに接続する各街区の建物の主要動線はオープンモールとなっており,南欧郊外にみられるヴィラ(別荘)をモチーフにした変化に富んだ外部空間が展開されている。このモチーフは各街区の外周部にも取り入れられており,近隣に対して威圧的でない,明るく開放的な町並みをつくり出している。」
2020年には開業後初めてとなる大規模な改修リニューアル工事が完成し、これまでなかった家電量販店(Joshin)の加入やフードコートエリアの拡充などが行われ現在の姿となっています。これは、北大阪急行の延伸が当初2020年開業を目指していたためこの時期に合わせてリニューアルが行われたものと思われますが、結果的には延伸工事が3年遅れました。
新エリア「STATION棟」とはどんな施設?
みのおキューズモールは現状6棟構成のオープン型のショッピングモールで、延べ床面積約107,000㎡、約110店舗で営業されていますが、あらたに約7,000㎡、31店舗が加わります。
施設 | 面積(㎡) | 店舗数 |
---|---|---|
STATION1棟(新駅「箕面萱野」駅隣接の新設ビル) | 6,008 | 25 |
STATION2棟(新駅「箕面萱野」駅高架下部分) | 953 | 6 |
既存施設 計6棟(CENTER、WEST1、2、EAST1、2、3) | 106,956 | 約110 |
合計 | 113,917 | 約141 |
1.STATION1棟
「STATION1棟」は、北大阪急行の延伸で終点駅として新設開業する「箕面萱野」駅に隣接する位置に建設され、゛駅ビル”型の店舗棟となります。
3階建ての施設となり、施設の南面は大胆にガラスが使用されており、明るく開放的な店舗となるのではないでしょうか。各フロアは次のように構成されています。
- 1階: 主にバスの転回スペースとしてピロティ状になっており、2店舗のみができるようです。
- 2階: 主に物販店舗が入ります。「箕面萱野」駅と同じフロアとなり改札からほぼ直結となります。
- 3階: 主に飲食店舗が入ります。
2.STATION2棟
「STATION2棟」は、高架式の新駅「箕面萱野」駅の高架下を活用した店舗棟で、キューズモールの一部として位置づけられました。以前にも「新駅高架下に店舗ファサードお目見え!」としてお伝えしましたが、バスロータリーに賑わいを添えることでしょう。
こちらの店舗棟は西面が新御堂筋に面し、東面が駅前バスロータリー及び芝生広場に面することとなります。
新加入の31店舗は「東急不動産HPのニュースリリース」に詳報があり、初めて目にする名前、なじみのあるお店など様々ですが、具体的な店舗名を見るといよいよという感じがして、3月がとても楽しみです。
STATION棟の開業は、北大阪急行の箕面延伸開業と同日の令和6年3月23日です。