2020年3月20日 R171横断架橋工事(第3弾)
今回はたっぷり写真を掲載します。是非最後までご覧ください。
「送り出し工法」組み立て状況の全景です。
いよいよ国道171号線に架けられるまで秒読み段階の様相です。
今回は同日の写真を角度を変えて掲載します。写真左が南、右が北方向です。
北方向を見ています。早咲きの桜は終わりかけています。
鉄橋本体が白い鉄骨部分。緑の鉄骨は「送り出し」のための仮設構造部で、手延べ機と言います。この部分は送り出し完了後は取り除かれます。
少し離れて、北から南方を見ています。
組み立てられた構造体全体は3か所の台車で支持されています。2か所は本体(白部分)を支え、1か所はr手延べ機(緑部分)を支えています。
北側から南方向、鉄橋の北端を真正面から見ています。
鉄橋本体の北端から、手延べ機(緑部分)の南端までを、このように角度をつけて見ると、構造体全体の中央部分がわずかに上に膨らんで見えます。
鉄橋本体北端の真下に来ました。
さすが、この上を列車が通るだけあり、支えるにはこれだけのサイズが必要ということでしょう。
手前に突起が2本。これは恐らく橋脚に乗せる部分。つまりこの2本で鉄橋の荷重を支えます。
そして2本の突起の根元となる鉄橋本体の厚み。間近で見ると巨大で、このサイズで国道横断のスパンに対応します。
生で見るとホントに迫力です。
北側、間近かつ斜めアングルです。
台車3か所の台車で支えられながら、バランスを保っているようですが、この部分の跳ねだし感。写真で感じられますか?
次は南側を見ます。
こちらも、北側同様に台車の支持位置からかなり跳ねだしています。
すぐ南側を東西に通る国道171号線上空に、既にかかっています。
国道171号線を渡って眺めるとこんな感じ。
こちらは、「手延べ機」と言われる仮設部分になるので「送り出し」完了後、役目を終えると解体撤去されます。
なので、上部を列車が通る強度が求められる鉄橋本体とは異なり、「送り出し」で必要な強度だけを考慮した合理的な構造になっています。細い材で三角形を構成し、三角形を並べるように構成する“トラス”構造により軽量でありながら強度を確保できます。
最後に、南端の「手延べ機」真下から見上げます。
このアングルで、南側の跳ねだし感を感じていただけるでしょうか。
いよいよ「送り出し工法」により北急延伸の道が国道171号線を超えます。